【合格率アップ】職業訓練の面接対策を紹介。どんな質問が来る?言ってはいけないことは?

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職業訓練

雇用保険の基本手当をもらいながら、再就職に役立つスキルを学ぶことができる職業訓練に通うためには、筆記試験と面接に合格しないといけません。
そこで気になることは、「面接でどういう質問を面接官からされるか」ということではないでしょうか。
職業訓練の面接は、「再就職への意欲がどれだけあるか」が重要視されています。
なので、職業訓練の面接では質問に対して言ってはいけないNGワードもあるので注意が必要です。
今回は、職業訓練の面接対策として、どんな質問が来るのか、言ってはいけないNGワードを紹介していきます。

職業訓練の面接で面接官がしてくる質問は?

職業訓練の面接は、職業訓練校の講師が行います。
面接官の人数は3人~5人の場合が多いです。
職業訓練校にもよりますが、ほとんどの質問内容が共通しています。
主に下記の質問をされます。

・どうして職業訓練を受けようと思ったか
・職業訓練の受験までに就職活動・再就職活動を行ったか
・希望する職業訓練校の説明会に参加したか
・訓練中に就職が決まったらどうするか
・前職の退職理由
・この訓練で何を学ぶか
・何か質問はあるか

面接の時間は長くても10分程度なので、これらの質問をすべてされるというわけではありません。
ですが、どんな質問をされても答えられるようにしておくほうがいいでしょう。
では、質問内容からひとつひとつどう答えると良いのか、ポイントを紹介していきます。

質問1.どうして職業訓練を受けようと思ったか

「どうして職業訓練を受けようと思ったか」は、100%と言っていいほどされる質問です。
受験する方の中には、「雇用保険の受給期間を延ばしたい」や「働きたくないから」といった本音もあるでしょうけど、絶対に言ってはいけません。
職業訓練には、いろいろなコースがあり、そのコースを受けることで再就職活動にどのように活かせるかを伝えることが重要です。
たとえば、「初心者のための就職に役立つパソコン基礎科」のコースを受験するとして、合格後に訓練を受けるとどんな自分になれるのかを想像します。
”初心者のため”、”パソコン基礎”ということで、訓練を受けることによって事務職に就くことに役立ちそうです。
なので、「どうして職業訓練を受けようと思ったか」と質問さた場合・・・
「自身にパソコンスキルが不足していると思い、パソコンの基礎知識を身につけ、事務職に就きたいと考えている」
というように答えるといいでしょう。
ポイントとしては、自分に不足しているスキルを身に着けて就職に活かしたいことをアピールすることです。

質問2.職業訓練の受験までに就職活動・再就職活動を行ったか

「職業訓練の受験までに就職活動・再就職活動を行ったか」についても、高い確率で質問されます。
この質問に対して言ってはいけない返答は、「職業訓練を受けたいので就職活動はしていません」です。
職業訓練を受験するまでは、結構な時間があるので就職活動をしておいた方がいいでしょう。
少なくとも1社くらいは、書類の応募や面接をしておくべきです。
就職活動をまったくしていないと、早期就職への意欲がないとみなされます。

質問3.希望する職業訓練校の説明会に参加したか

職業訓練を受験する前には、職業訓練校にて説明会が行われます。
説明会に参加したかどうか聞かれる可能性があるので、できれば参加しておいた方がいいでしょう。
説明会に参加したうえで、どう感じたか答えるといいです。
説明会に参加したかどうかの質問は、職業訓練校によってはされる可能性はあります。

質問4.訓練中に就職が決まったらどうするか

「訓練中に就職が決まったらどうするか」というのも高い確率で聞かれます。
職業訓練は、訓練を受けながら就職活動をすることが可能です。
むしろ、早期就職を目的としているので、訓練期間中に就職活動していると内定をもらえることがあります。
答えとしては「訓練期間中も就職活動を行い、内定をいただけたら退校します」です。
逆にNGな答えは「職業訓練を修了まで受けます」といったように、訓練を受けることを目的とした返答です。
ここでも、早期就職に対する意欲をアピールしておいた方がいいでしょう。

質問5.前職の退職理由

企業での面接と同様に、前職の退職理由を質問されることがあります。
職業訓練の面接でも、前職の退職理由は前向きな理由を答えたほうがいいです。
学校にもよりますが、若干後ろ向きな理由を答えてしまっても合格したという人がいます。
その人は、病気を理由に退職したことを素直に話して、再就職への意欲をアピールして合格できたそうです。

質問6.この訓練で何を学ぶか

受講する訓練でどんなことを学ぶか聞かれることがあります。
この質問に関しては、聞かれる可能性は高くないですが、自分が受講する訓練の内容くらいは知っておくべきです。
万が一、質問された場合でも、スムーズに答えられるようにしておきましょう。

質問7.何か質問はあるか

面接の最後に、「(訓練校に関して)何か質問はありますか?」と聞かれます。
企業での面接と同様に、こちらから面接官に質問をしたほうがいいです。
たとえば、「訓練を受けている先輩たちは訓練を受けながらどのように就職活動をしていますか?」といったような質問をしてもいいでしょう。

職業訓練の面接での質問に関する共通ポイント

ここまでは、7つの質問について解説してきました。
どの質問にも共通することは、「どれだけ早期就職への意欲があるか」ということです。
面接官は、受験生の就職意欲を見ています。
「ただ訓練を受けたいだけ」、「雇用保険を受給できればいい(延長できればいい)」といったような雰囲気は見破られてしまいます。
なので、面接官の質問ひとつひとつに「就職への意欲」を織り交ぜるようにするといいでしょう。

職業訓練の面接で絶対に言ってはいけないこと

職業訓練の面接では、絶対に言っていけないことがあります。
それは、「資格を取りたい」、「新しいスキルを身につけたい」といったことです。
どちらも悪い答えではないように思えますが、職業訓練の面接ではNGワードとなります。
資格を取ったり、新しいスキルを身につけるだけなら、職業訓練に通う必要はないからです。
パソコン関係の職業訓練なら、大手のパソコンスクールで資格の勉強をしてくださいというわけです。
もちろん、職業訓練に通うことは「新しいスキルを身につける」ということになります。
本当に職業訓練へ通って、新しいスキルを身につけたいことを面接でアピールする際は、「再就職のためにこのスキルが必要で身につけたい」といった表現にした方がいいでしょう。
早期就職に関係のない答えが、職業訓練の面接での落とし穴となってしまいます。

まとめ

今回は、職業訓練の面接にて、面接官がしてくるであろう質問についてまとめてきました。
職業訓練の受験は、筆記と面接があり、面接でほとんど合否が決まると言われています。
極端な話し、筆記が100点でも面接で落とされる可能性があるというわけです。
逆に、筆記がまったくダメでも面接で合格というパターンもあります。
職業訓練の受験に合格する人の特徴は、面接で再就職への意欲をアピールできる人です。
ただ学びたいだけという人は、間違いなく落とされます。
筆記がダメだっとしても、諦めずに面接で再就職への意欲をアピールすることが、職業訓練の受験合格への近道となるわけです。

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