職業訓練を辞めたい時、退校したい時はどうすればいい?

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悩み

職業訓練校に合格して通いはじめても、「辞めたい」「退校したい」と思う時があります。
ほとんどの理由が、授業についていけなかったり、人間関係ではないでしょうか。
本記事では、「職業訓練校を辞めないほうがいい」と説得する内容ではなく、本当に辞めるべきなのか、あらためて考え直してもらうことを目的としています。
これから職業訓練校に通うという人も、辞めたくなってしまう可能性がゼロとはいえないので、一度目を通してもらいたい内容となっています。

職業訓練校を辞めると、どれだけ自分が損するかを見直す

職業訓練を辞めてしまう際、一番のデメリットになることといえば手当がなくなってしまうことです。
また、就職活動をする際も、職業訓練校を途中で退校した理由の説明も必要になってきます。
職業訓練を受講したことは履歴書に書くことができ、卒業をすれば面接で働いていない期間の説明もできます。
もちろん、職業訓練校のことを履歴書に書かなくてもOK。訓練中に退校した場合は、履歴書に書かないほうがいいかもしれません。
ひとまず、金銭面と転職活動に影響が出てしまうことで、自分が損しないか、あらためて考え直すようにしましょう。

なぜ辞めたいか、自分の気持ちとしっかり向き合う

筆者も訓練中に辞めたいと思ったことがあり、結果としてはすべての訓練を終えて卒業しました。
辞めたくなった理由は、シンプルに「訓練がつまらない」からです。
職業訓練校に通う人によっては、「人間関係がうまくいかない」「訓練(授業)についていけない」など、いろいろな理由があるでしょう。
辞めたいと思ったら、なぜ辞めたいのかしっかりと自分の気持に向き合うことが大切。職業訓練校は職場ではないので、人間関係なら数ヶ月ガマンすればいいですし、授業についていけないのなら、なんとかやり過ごす方法はないか模索してみましょう。
前述のように、金銭面と転職活動に影響がでないか、自分自身の損得を優先して冷静になって考えてみてください。

途中退校は悪いことではない、場合によってはむしろ祝福される

職業訓練は、卒業まで在籍する必要があると思っている人もいるでしょう。
ですが職業訓練中の途中退校は、むしろ先生やクラスメイトから祝福されます。
たとえば訓練中に転職活動をおこない、転職が決まった場合です。
職業訓練校は、早期就職・転職を目的としているので、転職が決まっての途中退校は大歓迎。最終日はクラスメイトからの拍手で見送りをしてもらえます。
なので、職業訓練校を辞めたくなったら積極的に転職活動をおこない、転職先を決めてしまうことも一つの手といえます。

職業訓練を辞めたいからといっての転職も慎重に、後悔しないように

筆者が職業訓練校を辞めたくなった時も、転職活動をおこない、1ヶ月目で転職先が決まりました。
しかし、内定をもらったのに辞退し、結局は卒業まで在籍。振り返れば、内定の辞退は正解だと思っています。
転職先が決まったことで、職業訓練からは解放されます。
ですが、転職先は本当に働きたい業種ではなかったわけです。
後述しますが、転職活動をする際は「職業訓練を辞めたい」という感情が優先してしまわないようにしましょう。

授業についていけなくても、なんとか卒業まで逃げ切る

職業訓練校や訓練内容によりますが、総訓練時間の80%以下になることが確定したら強制退校という決まりがあります。
決して推奨するわけではありませんが、出席・欠席の基準を逆手にとれば、20%は休んでも大丈夫ということです。
また、午前の訓練を出席すれば午後は早退しても欠席扱いにならない。午前の訓練を欠席しても、午後からの訓練に出席すれば欠席扱いにならないといったことがあります。
欠席扱いにならないということは、訓練中の手当金も支給。ただし欠席してしまうと、手当は支給されません。
面接などの理由をつけて、苦手な授業がある午前はあえて出席しないことも可能です。
ただし、余計授業についていけなかったり、テストで点数が取れないデメリットもあります。
先程も述べたように、推奨しているわけではなく、あくまでも卒業まで逃げ切る方法のひとつとして覚えておくとよいでしょう。
なお出席・欠席の扱いについては職業訓練校や訓練内容によるので、必ず自身が通う職業訓練校の決まりを確認してください。

職業訓練校を人間関係で辞めたい時

人間関係に関しては、運としか言いようがありません。
職業訓練校は20代~40代、中には50代の人まで、いろいろな境遇の人が集まる場所です。
場合によっては、話が合わなかったりする人ばかりということもありえます。
クラスで孤立することもあるでしょうし、居心地が悪いと感じる毎日になってしまうこともあるでしょう。
ただ、職業訓練校は早期就職を目的とした施設で、友だちを探す場所ではありません。
職場とは違い、数ヶ月間だけ同じ時間をともにするだけです。

筆者が職業訓練校に通っていた時、キャリアコンサルティングの講師と面談がありました。
雑談がてら過去に訓練生同士のイジメがあったのか聞いてみたところ、やはりあったそうです。
クラスで無視をするといった精神的なもので、暴力行為については、講師の目の届く範囲では見受けられなかったみたいです。
訓練生同士でもめごとや問題があれば、すぐ講師に相談すること。そもそも職業訓練は筆記試験と面接で、ある程度の人間性を見られるため、人間関係で悩むことは少ないと思います。

どうしても職業訓練校を辞めたい時は、積極的な転職活動を

実際のところ職業訓練校を途中退校することは、自身にとってデメリットのほうが多いです。
職業訓練校を辞めてしまうことで、手当金がもらえなくなってしまうことが大きなデメリットです。
どうしても職業訓練校を辞めたい時は、積極的な転職活動をしましょう。
もちろん、金銭面的に問題がなければすぐに辞めてしまってもOKです。
ただ、お金も貰いながら転職活動できるチャンスは、人生の中でなかなか訪れないでしょう。
出席・欠席の基準をうまく利用すれば、お金を貰いながら転職活動ができるので、一時の感情で辞めてしまうのは正直もったいないです。
訓練中にもらえる手当金は非課税なので、アルバイトをしながらよりもかなり効率的です。
たとえば午前中だけ訓練に出席して午後から面接を受ければ、手当金を貰いながら転職活動もできます。

職業訓練校から転職する時は必ず正社員じゃないといけないのか

職業訓練校や訓練内容によるかもしれませんが、雇用形態に指定はないので、アルバイトでも仕事が決まってしまえばOKです。
たとえば派遣会社に登録して、紹介予定派遣が決まった場合、契約社員としての雇用が決まった場合でも構いません。

時間を有効活用して、本当に働きたい転職先を見つける

2ヶ月~6ヶ月間、長いと24ヶ月間など、訓練の内容によって期間は異なります。
ほとんどの訓練が3ヶ月くらいの印象で、訓練期間中の3ヶ月は自分が想像しているよりもあっという間に過ぎていきます。
辞めたい人にとっては3ヶ月でも長いと感じるかもしれませんが、時間を有効活用して本当に働きたい転職先を見つけましょう。

まとめ

今回は職業訓練校を辞めたい時について解説してきました。
どうしても辞めてしまいたい場合は、辞めてしまってもいいと思います。
ただ、辞めずに転職活動をおこなったり、手当金をもらいながら逃げ切る方法も探してみるといいでしょう。
筆記試験や面接などをクリアしてようやく受けることができる職業訓練は、人生で1度あるかないかです。
本当に職業訓練校を辞めていいのか、辞めたいという感情に流されず、もう一度考えてみてください。

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